謹んで、新年のお慶び申し上げます。
旧年中は、格別のご愛顧を賜り、厚く御礼申し上げます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
2024年問題(2024年4月)があっという間に目前に
さて、2024年問題(2024年4月)があっという間に目前に迫ってまいりました。労働力不足はどの業界でも同じですが、ユニバーサルサービス(社会全体で均一に維持され、誰もが等しく受益できる公共的なサービスの全般)である物流においてはBtoB・BtoC問わず、これまでのコスト・品質・リードタイムでモノが届く時代は終わりを迎えてきたのかもしれません。
企業にとっては物流を見直す年になりそうです。どこから手を付ければ良いのか悩んでいる物流担当者のみなさま、弊社がお勧めする物流強化ポイントをお伝えさせていただきます。
まずは現状分析を知る:初期診断
既存の物流プロセスやシステムの詳細な分析を行い、問題点や課題を特定します。物流ネットワーク、輸送手段、倉庫設備・荷役設備、情報システムなど、さまざまな要因を評価します。物流現場の初期診断や物流管理レベル診断などのメニューを揃えております。
現状を深く知る:現状分析とベンチマーク比較
初期診断の結果から、「この部分を改善したらよくなるだろうな」ということが分かります。ただし仮説の段階なので該当データをいただき分析することで、現状を深く知ることができます。
次はベンチマークです。弊社は大手総合物流企業をグループに持つコンサルティング会社です。市況レベルの運賃相場と倉庫賃料相場を把握していますので、現状が市況に対してどのレベルであるかのベンチマーキングが可能です。
向かう先を設定する:ベンチマークとのギャップと目標設定
ベンチマークとのギャップが把握できた段階で、物流部門としてコストやサービスレベルなどの目標を明確にします。中期経営計画など企業戦略についても意識しておくことが重要です。最適な物流目標を設定します。これを行うことでKPI(評価指標)を設定しやすくなりますし、定期的な評価を通じて進捗を把握できます。
弊社ホームページにて、架空の企業を舞台に、弊社が提供するコンサルティングの事例を掲載しております。上記の項目が詳細に描かれておりますので、より具体的にイメージしていただけるかと思います。
2024年問題を乗り越えるためには、多くの企業や関係部門が積極的に対応し、荷主・物流事業者・運送会社がそれぞれの立場で自分事として考えることが大切ですが、特に物流事業者側からの強い発信が必要だと感じております。新年のこの機会に、上記のポイントを確認してみてはいかがでしょうか。
(文責:釜屋 大和)
(ロジ・ソリューション(株) メールマガジン/ばんばん通信特別号 2024年1月10日)
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ロジ・ソリューションでは、物流に関するいろいろなご支援をさせていただいております。今回取り上げました2024年問題についてもご支援させていただきますので、この機会にぜひご相談ください。
また、2024年問題について、弊社コンサルタントが4回にわたり取り上げたブログ記事等もございますので、ぜひ一度ご覧いただけますと幸いです。