物流分析手法シリーズ04【輸配送編】輸配送シミュレーションとは?

はじめに

物流現場改善の方法として、これまでに①物流ABC②ワークサンプリング③在庫分析手法を紹介してきました。

今回は輸配送の分析手法をご紹介させていただきます。

輸配送は、お客様の物流において大切な役割を果たしていますが、そのコストは物流費の中で、比較的に高い割合を占めていると言われます。また、環境問題や原油価格高騰等の経済環境の影響も大きく関わっていることは、昨今実感しておられることでしょう。

この輸配送についての効率的運用を解決するためには多くの課題があります。

そこで弊社では、その解決策の一つとして輸配送シミュレーションの実施により「見える化」するシミュレーション手法を有していますので、期待される効果をご紹介させていただきます。

輸配送シミュレーションの概要紹介

輸配送の分析の検討ステップ

輸配送の分析の進め方はどうすればよいのか、その分析手順を簡単なイメージでご説明いたします。

手順3までが事務ワーク、手順4が実地検証となります。輸配送シミュレーションはツールであり、結果を基とした、検討目的にあった実現可能性が高い計画の策定が重要なポイントです。

輸配送シミュレーションとは何か

1.輸配送シミュレーションソフトの必要

手順2で、具体的プランを実施した場合の効果、影響度を見る為に、対象データを基にした仮想の配車組みをする必要があります。しかし、配車計画を練るために、現場の配車担当を数日拘束して配車を行うのは無理があります。仮に担当者を拘束して配車したとしても担当者の主観も入り、最適な配車かどうか、見極める判断が難しくなります。また表計算ソフトを駆使して行おうとすると、膨大なデータを取りまとめてルート計算をしていくには相当の時間がかかります。

そこで輸配送シミュレーションソフトというツールを使用することで、短時間で効果的な結果を導き出します。

また、シミュレーション結果を現場の配車担当などにフィードバックして、実現可否の判断をゆだねる事が出来れば、より説得力のある結果となります。

2.一般的なソフトの概要

輸配送シミュレーションソフトは、受注した商品をいかに納品先に効率よく配送するか、現状の物流能力(もしくは想定能力:センターや配送車輌数等)を用いて最適な配送計画を算定するソフトです。ソフトは、デジタル地図を演算の基礎とし、インプットデータから制約条件を調整した数値に換算してルートを作成し、地図上に全ルート結果詳細を出力するのが一般的です。

【表1】ソフトの機能

【表2】結果サマリイメージ

一度に複数の配送ルートを作成するため、ソフトを使うには、それ相応の高度処理能力の
ある環境(クライアントサーバー、PC)が必要となります。

3.輸配送シミュレーションソフトで出来ること

輸配送シミュレーションにより、事前の条件変更による効果の見極めが可能になります。
【表5 可能なシミュレーション】

ロジ・ソリューション株式会社は、センコー株式会社のコンサルタントチームとして豊富な経験と実績を蓄積し、物流分析のノウハウを持っております。

今回ご紹介しました輸配送シミュレーションソフトを利用した配送コンサルティングも行っており、検討初期の現状把握から計画実行までお客様の目線で輸配送改善を行ってまいります。

(文責:LS3/伊崎、新立、安崎、成松、浜野、鍋田、北村、福田、岩本)

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