Transport Management System(TMS)について 2:その種類と特徴

今回もTMS(輸配送管理システム)についてお話していきたいと思います。

前回は“なぜTMSが改めて注目されるようになっているか”の背景について、お話させていただきました。今回はTMSの種類、担当範囲や特徴などTMSの中身についてお話したいと思います。

計画系TMSと実行系TMS

TMSは大きく、計画を立案の領域に重点をおく“計画系TMS”と、輸配送の実行と管理に重点を置く“実行系TMS”に分別されます。日本でTMSといった場合は後者のイメージが強いのではないでしょうか。

計画系の担当範囲は、輸配送の計画立案、車両の運行計画の立案です。オーダー情報から物量、配送条件を取得して効率的(距離・台数)な輸送・運行計画を立案します

主には、日々の輸送モードの選択、配送ルートの設定、物量条件を考慮した車両の割り当て、乗務割を考慮したドライバーの割り当て等です。(ドライバーまでの割り当てを行う場合は実行系TMSとの連動が必須になります。)

実行系の担当範囲は、輸配送の実行と管理、車両の運行支援と管理になります。主には、運行管理・動態管理(運転時間、走行時間、作業時間等)、輸配送の状態管理、温度管理・車両の状態管理、ナビゲーション等です。国土交通省の定めによる運転状況管理に役立てるものが主流となっていますが、安全運行だけではなく、これらの情報を活用して、支払運賃、請求運賃、給与計算等にも利用されています。

TMSと一口に言っても担当範囲はシステムよって異なります。導入するにあたり輸配送管理において、どのような課題があるのか、その課題ごとに優先順位をつけて、必要な機能を明確にした上で検討する必要があります。

(文責 南部 大志)

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(ロジ・ソリューション(株) メールマガジン/ばんばん通信第468号 2021年12月8日)

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