今回は2023年のばんばん通信アクセス数ランキングの1位~10位のご紹介です。
(集計期間:2023年1月~12月)
1位 才数について
いつもアクセスが多いテーマです。「才」という単位は物流業界特有の単位で、貨物の容積を表すために用いられています。もともと「才」は、「もの」の体積を表す尺貫法の単位ですが、物流業界の基礎知識として理解しておく必要がある単位です。
2位 商品の包装を考える:ネット重量(Net Weight)とグロス重量(Gross Weight)の違い
物流を担当される方は、なかなか包装のことに触れる機会が少ないと思いますが、包装された状態の商品のサイズは、物流コストに影響を与えます。デザイン・フォー・ロジスティクスが叫ばれていますので、部門の垣根を超えた活動が必要な時代が来ています。
3位 街で見かける一般的な4トン車は、なぜ4トン積めないのか
なぜ4トン車に4トン積めないかについて解説しています。車両総重量、車両重量などから最大積載量が決まるという関係性を理解して、街中を走るトラックを眺めてみるのも面白いかもしれません。
4位 3期制について
これもアクセスが多いテーマです。倉庫料金の計算の基本中の基本ですので、基礎知識として理解していただくとよいと思います。間違った表記のWebサイトもありますので注意が必要です。
5位 特積み運賃タリフについて
特積み運賃タリフの特性を理解して、輸送モードや便を決める必要があります。自動車運送では、特別積合せの運賃と合わせて、貸切運賃についても最新動向をキャッチしておくことが必要です。
6位 直角積付通路幅(ちょっかくつみつけつうろはば)について
物流センター内のレイアウト作成には欠かせない知識です。効率の良い、そして使い勝手の良いセンター設計に活かしていただける知識です。
7位 損益分岐点(前編)
損益分岐点とは、売上高と費用がまったく同じになる点のことです。売上の目標値やその増減による影響、経営状態の分析などにも使われますので重要です。
8位 物流倉庫における在庫(商品)回転率と保管・仮置きスペースの関係
物流センターの作業において、適正な仮置きスペースがないと生産性が低下する可能性があります。在庫回転率と仮置きスペースについて簡単なモデルで試算しています。
9位 冷蔵配送に求められる品質管理
10年前のメールマガジンの内容ですが、ランキングに入ってきています。現場から見る冷蔵輸送の基礎を解説しています。輸送品質を維持するためには、ハード面とソフト面からの対応が重要です。
10位 物流における「ロスプリベンション」
あまりなじみがない言葉かもしれませんが、ロスプリベンションとは、ロスにつながることを事前に見つけて、それに対して手を打ち、被害を最小限に抑える手法のことです。
いかがでしたでしょうか。少し古い記事もランクインしていますので、最新動向を確認いただくきっかけになればと思います。
今年もロジ・ソリューション株式会社をよろしくお願いいたします。
(文責 中谷 祐治)
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