【社員インタビュー#4】アパレル物流15年からコンサルの世界へ——不安だらけの転職が“刺激だらけ”に変わった理由

ファッションEC業界で15年働いた後にロジ・ソリューションに転職した倉持さん。

常にチームを結成してプロジェクトに取り組むロジ・ソリューションの強みは、多種多様な経歴の人材が集まっていることだといいます。

アパレルECを経験した後にロジ・ソリューションへ

―ロジ・ソリューションに入社するまでの経歴を教えてください。

 15年ほど、アパレルECのフルフィルメント会社で働いておりました。ECサイトの構築や運営に加えて、商品の保管や配送、商品撮影、カスタマーサービスなど、ECに関わる附帯業務をすべて提供している会社でした。アパレルブランドさんから商品をお預かりして、いわゆる「オフィシャルEC」のすべてを代行するような形ですね。

―その中でどのような業務を担当されていたのでしょうか?

 物流チームに所属しておりまして、主に商品の入出荷対応、在庫管理、配送手配といった、バックヤードの実務および管理を担当していました。物流現場のオペレーション全般ですね。 

―アパレル物流ならではの特徴や難しさはどのような点にありましたか?

 そうですね、まずSKU数が非常に多い点ですね。色やサイズの展開が豊富ですし、シーズンごとに商品が大きく入れ替わる。キャンペーンやセール対応など、短期間での出荷波動にも柔軟に対応しなければいけません。そういった変動の大きい業務を、どう効率的に回すか、というのが常に課題でした。 

―15年間のアパレル物流業界での経験の中で印象的な出来事は何でしたか?

 特に印象的だったのは、作業の効率化と安定した生産力の維持を目的に、自らプロジェクトマネージャーとして自動倉庫の導入をリードした経験です。会社にとっても大規模な投資案件であり、プレッシャーも大きい中で、導入プロセス全体を自分が牽引し、さまざまな課題に向き合いながらプロジェクトを完遂できたことは、大きな学びとなりました。
 システム設計から現場導線の見直し、さらには消防法など法規制への対応といった領域まで、まさにゼロから100まで幅広く携わる経験ができたことは非常に大変でしたが、それ以上に自分の成長や糧になったと実感しています。

 結果として、自動倉庫を導入したことで出荷の波動を吸収できる体制が整い、クライアントに対しても安定した物流サービスを提供できるようになりました。
 また、現場で作業しているスタッフからも「ピッキング作業の際に倉庫内を長距離歩かなくてよくなり、身体的な負担が軽減された」といった声が多く寄せられ、業務の効率化と作業環境の改善の両立が実現できたことは、自身にとっても大きな成功体験の一つです

転職を決めたきっかけ

―転職を考えられたきっかけは何だったのでしょうか?

 アパレル業界以外の物流にもチャレンジしてみたいという思いが以前からあり、視野を広げたいと考えていました。また、子どもが生まれたこともあり、これを機にワークライフバランスを見直したいという気持ちが強くなったことも、転職を考えた大きなきっかけの一つです。

―転職活動を進める中で、数ある企業の中からロジ・ソリューションを選んだ理由は何だったのでしょうか?

 転職活動を始めた当初は、これまでの経験を活かして引き続き物流関連の仕事を中心に探していました。特にアパレル業界で培った現場改善やマネジメントの知見を、他業界でも活かせるのではないかと考えていたんです。

 一方で、コンサルティングという職種には当初あまり関心がなく、自分には敷居が高いと感じていました。というのも、コンサルタントは個人で動く一匹狼のような人たちが集まっているイメージが強く、これまでの自分の経験だけでは通用しないのではないかという不安があったからです。

 しかし、ロジ・ソリューションの面接で「基本的にはチームで取り組むスタイルで」と説明を受け、さらにコンサルティング未経験者に対するフォロー体制も整っていることを知って、不安が払拭されました。それなら自分にも挑戦できるかもしれない、物流の現場での経験を違った形で活かせるのではないかと思い、ロジ・ソリューションでの新たなキャリアに魅力を感じました。

―これまでのキャリアで培った知識は、ロジ・ソリューションの仕事にどの程度活かされていると感じていますか?

 正直に申し上げると、これまでのアパレル物流の経験が直接的に今の業務に活かせている場面は、まだ多くはありません。業界や求められる視点が異なる部分も多く、今は新しい考え方やアプローチを日々吸収している段階です。

 ただ、現場で長年培ってきた「課題を見つけ、改善につなげる視点」や「現場と管理の両面を意識したコミュニケーション力」といったスキルは、今の仕事にも通じるものがあると感じています。今後は、これまでの経験をベースにしつつ、コンサルタントとしての視座や思考の幅をさらに広げていければと思っています。

―ロジ・ソリューションに入社してからこれまでにどんな案件を担当されましたか?

 物流改善に関する案件にとどまらず、物流会社様の経営改革支援やビジネスデューデリジェンスなど、これまでのキャリアとは異なる分野にも携わってきました。最初は自分の経験したことのない領域でしたが、チームのサポートを受けながら進めることができ、結果的に自分の引き出しを増やすことができたと感じています。
 さらに、さまざまなお客様とお話しする中で、企業ごとに多様な考え方や課題があることを実感し、それぞれに適した解決策を考えるには、物事を俯瞰して捉える“鷹の目”と、現場の細部に目を配る“蟻の目”の両方が必要であることを痛感しました。コンサルの仕事の奥深さと難しさを改めて感じています。

―入社してみて、ロジ・ソリューションの売り・強みは何だと思いますか?

 人だと思います。物流のエキスパートが揃っているだけでなく、最近では物流以外の業種から中途入社した多様な経験を持つ人々が集まり、別の分野から得た知見が活かされる点も大きな強みだと感じています。

―ロジ・ソリューションへの転職を考えている人に一言お願いします。

 さまざまな業種の方と出会いたい、日々新しい刺激を感じたい、チームで仕事を進めたい、そして何より物流が好き——そんな思いをお持ちの方にはぴったりの環境だと思いますので、転職を検討中の方はぜひカジュアル面談で、実際の雰囲気や働き方を肌で感じてみてください。インタビュー記事だけでは伝わりきらない部分もあると思うので、気軽に話を聞きに来ていただけたら嬉しいです。

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