メンタルヘルスの維持も企業の大きな課題に
最近、我々を取り巻く社会環境の変化とともに、さまざまなハラスメントの認知度が上がり、職場環境の整備を積極的にすすめる企業が増え、身体の健康だけでなく、メンタルヘルスの維持も企業の大きな課題となってきました。
対策を怠ると最悪の場合、会社名が公表され社会的信用が失墜してしまったり、法的責任を負うことになってしまったりと企業にとって無視できない問題になっています。
ハラスメントに関しては、加害者と被害者の意識に“ズレ”のあることが大きな問題であるため、社内窓口の設置や社員教育、ポスターの掲示、従業員向けメルマガの配信などで対応している事例が多いようです。
元来、物流業界は長時間労働や緊急出荷、時間指定などのストレスにさらされ、精神のバランスが崩れる可能性が高い業界です。最も人材の重要性を感じてきたとも言える物流業界。「人」がいてこそ成り立つ事業です。
人間は、立場が上だという優位性に慣れてくると、周囲の人間や部下を一人の人間として尊重する事を忘れてしまいがちになります。これが知らず知らずのうちに継続すると、職場の士気が低下し「品質」への影響という形で現れます。何か物流品質で不具合が発生した場合それはモラルダウンのシグナルとしても捉える必要があるかと考えます。
仕事を一緒にやっていく人として、相手を大切にして関わっているか?という、人間関係への気づかいと人権を尊重している言動かどうかが、社会的に問われている時代であると考えます。
改めてみなさんの職場を振り返ってみてはいかがでしょうか。活き活きと働くことができる管理や職場づくりを行い「ハラスメントのない職場」を実現しましょう。
(文責:重栖)
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(ロジ・ソリューション(株) メールマガジン/ばんばん通信第175号 2012年6月6日)