3PL事業者のタイプ

今日からはじめるサード・パーティー・ロジスティクス (Third Party Logistics) (その18)

3PL事業者を選ぼうとしたときに、あまりタイプについて考えないかもしれませんが、今回はそのタイプ分けについて考えてみましょう。

3PLの業態が世間で知られるようになった1990年代後半では、3PL事業者は、大きく「アセット型(資産を持つ)」「ノンアセット型(資産を持たない)」で分類されてきました。
また、
「輸配送業務型(キャリアの選択や物流支払/管理業務等を請け負う)」
「物流業務全般型(輸配送業務に保管など幅広く請け負う)」
「情報システム型(EDIの利用や受発注に必要なハード/ソフト/ネットワークの提供や販売)」
「国際物流型(国際物流に関わる物流業務全般を請け負う)」
「SCM(Supply Chain Management)型(物流業務全般型にECR(Efficient Consumer Response)の実現など商的な側面も併せて請け負う)」
「マネジメント型3PL」
「オペレーション型3PL」
「ファイナンス型3PL」
などいろいろあります。

当初分類された「アセット型」「ノンアセット型」は、現在では厳密に言うとあまり意味を持たなくなってきています。
ノンアセット型は、顧客の立場から顧客に最適なアセットを選べます。
一方、アセット型は、顧客の立場からではなく自社の都合で自社のアセット利用を優先に考えた瞬間、3PL事業者とは呼べなくなりますが、多くのアセットを持っていてその中から顧客に最適なアセットが提供できるのであれば、問題は無いわけです。
すなわち、アセットの有無が問題なのではなく、3PLの基本概念である顧客の立場に立っているかどうかが問題なのです。
別の分類では、マネジメント(管理代行)型とオペレーション(業務受託)型に分ける考え方があります。分類としてはよいのですが、オペレーション型は従来の物流業務受託と同義に捉えられる恐れがあり、もう少し工夫をしたほうがよいと思います。
あくまでも、マネジメント+実務がオペレーション型の本筋だからです。

御社の委託先は、3PLの基本概念を忘れていませんか?

(文責:中谷)

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(ロジ・ソリューション(株)メールマガジン・ばんばん通信特別号 第18号 2009年9月7日 担当:中谷 祐治)

 

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