梱包計算の活用

私の担当した案件で流通小売業のお客様より、「商品のサイズ・重量とその日の出荷物量から配送に必要な台数を割り出せるようにしてほしい」という要望がありました。そこで予め商品マスタに商品ごとのサイズ・重量を登録し、梱包計算の仕組みを開発し、出荷オーダーの受信時に出荷個口数や配送台数を算出することができるようにしました。

■梱包計算の仕組みを持つことによる3つのメリット

・出荷データ受信時にその日必要な車両台数を算出
必要台数が分かることで、配送車両の手配が素早く行えます。車が集まりにくい昨今、特に遠方へ行く場合には、現場としては少しでも早く必要台数の情報を渡すことができます。

・梱包作業の効率化
ピッキングしてきたものを段ボール箱で梱包している現場には特に効果的です。梱包の際、出荷のボリュームに応じて箱の大きさを選んでいると思いますが、梱包計算で予めどのくらいの容積になるのかが分かるので、箱を迷わずに選択することができます。

・保管効率の向上
レイアウト検討の際、梱包計算のために使う商品のサイズ・重量の情報をもとに、在庫の容積と重量を考慮できます。

梱包計算の仕組みを持つことで上記のようなメリットがありますが、導入には商品のサイズと重量を調べる必要があります。私の経験上多くの荷主は商品マスタを持っているもののその中に商品のサイズ・重量が入っているところは稀です。扱うアイテム数によってはサイズ・重量の調査に多くの時間がかかり、普段業務をこなす中で全商品分を調べるのは現実的ではありません。

参考:才数について
http://www.logi-solu.co.jp/%e6%89%8d%e6%95%b0%ef%bc%88%e3%81%95%e3%81%84%e3%81%99%e3%81%86%ef%bc%89%e3%81%ab%e3%81%a4%e3%81%84%e3%81%a6%ef%bc%bb%e5%9f%ba%e7%a4%8e%ef%bc%bd/

最近では、テーブルメジャーという機械があり、その機械を使えば測定の負担はだいぶ軽減できます。テーブルメジャーは指定の台の上に商品を置くと赤外線で三辺サイズを測り、台に重量計がついているので重量も同時に測定できる機械です。データはCSVで落とせるのでシステムへの登録も簡単に行えます。また、値段も70~80万円と比較的安価です。

サイズ・重量の測定ができたら、次に課題となるのが、WMS(倉庫管理システム)の構築です。最近ではシステムの機能の一つで持っている場合も多く、構築はそれほど難しくないようです。

皆さんの物流現場でも、配送車両手配のスムーズ化や梱包作業の効率化のために梱包計算の仕組みの作成を検討してみてはいかがでしょうか。

(文責:渡辺 隆太郎)

【参考】
テーブルメジャーの情報
http://www.nihonkaikeisoku.co.jp/kikai/sinkoudensi_buturyu_tm560.htm

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(ロジ・ソリューション(株) メールマガジン/ばんばん通信第391号 2018年10月10日)

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