思考の癖

人には、思考の特性・癖があります。組織だと、組織文化と呼ばれております。私は現在マーケティングを学んでおりますが、マーケターが集まる集団に自分が入ると、マーケティングの視点で物事を見ることができていないことに気づかされます。
いつも幅広く、偏見を持たずに物を見ることを意識していたつもりでしたが、全くできていない自分に正直あきれました。

私の思考の癖は、
1)物事を演繹的に考える。
2)結論を求める。
3)論理の飛躍を嫌う。
4)貸し借り(義理人情)を重要視する。
5)大概のことは、気合/努力/情熱で何とかなると思っている。
といったものがあります。1)~3)と4)、5)のギャップが、上手く噛み合わないことがあります…1)~3)は普段の仕事柄、ロジカルシンキングを意識し過ぎているのでしょうか。

しかし、あまりロジカルシンキングに凝り固まると、新たな角度から物事を見られなくなってくる恐れがあります。気付かぬ間に、自分の中で結論を決めたり、自分の枠から外れた意見や論理的に飛躍した意見に否定的になったりすることがありました。また、テレビを見たり世間話をしていても、論理の飛躍を注意したり、切り口の設定の不味さを指摘したりすることもあります。

近頃は、ロジカルシンキングやフレームワーク思考がかなり世に広まってきました。これらの思考法は、比較的精度の高そうな回答を素早く導き出すなど、チームで仕事をする時の共通の価値観として有効に機能します。また、因果関係が明確なため、説得力もあります。
これらの思考を応用させることで、前例の無い問題の解決や無から有を生むアイデアの抽出も可能だと思います。とは言え、ロジカルシンキングの理屈は分かっていても、なかなか上手に使いこなせないものです。ゆえに、普段から意識して使っていると、日常生活でも堅苦しい会話になったりします。

また、仕事上でも、ロジカルシンキングが当てはまらないこともあります。例えば、政治的・感情的(義理/人情)な要素を加味する必要がある場合には不向きです。会社の仕事は全てが合理的に行われているのではありません。また、それが「悪」という訳でもないと考えます。多くの利害関係者が意思決定をする場合には、手続きが面倒ですし、時間もかかるものです。また、一つの合理的な回答で上手く物事がいかないことも多々あり、多くの意見を聞いて、多くの人が納得のいく回答を求めていく必要があります。

社会人として重要なことは、まず、第一に基礎能力として、ロジカルシンキングを習得すること。次に仕事の経験を積み、政治的・感情的な要素を加味できるようになること。この2つを習得した後に意識したいことは、論理的・合理的な結論を説明し、さらに会社として意思決定ができる範囲の落とし所も提供することです。
与えられた情報に変数(政治的・感情的要素)を掛けて回答を導き出せる能力は、社会人として大きな武器になります。人の表情の変化、細かな動きを察知して、より多くの変数を捉えられるようになりたいですね。

(文責:森田)

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(ロジ・ソリューション(株) メールマガジン/ばんばん通信第122号 2011年4月13日)

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