とあるハイブリッド乗用車の復活劇
2009年も早いもので3月になりました。
年々、1月から3月までがあっという間に過ぎていくような気がします。
販売が終了していたハイブリッド乗用車の名称が約3年ぶりに復活して、2009年2月に新型車を発売することになることが話題になりました。
皆さん新聞やテレビCM・・・、いろいろなメディアで紹介されてご存知だと思うのでメーカー名は伏せさせていただきますが、とても衝撃的な復活だと私は思いました。
その衝撃を受けた理由は「価格」でした。
これまでもハイブリット乗用車は当然ありましたし、その燃費の良さや環境への配慮から人気や知名度も十分だったと思います。
ただ、ネックなのは価格でした。
今回、復活した車の価格は現在のハイブリッド乗用車の価格よりも100万円ほど (グレードによりますが)安くなって復活を果たしたのです。
新聞等での報道では発売開始から1カ月程度の現在で約1万5 千台受注されているそうで、その販売数の爆発力にも驚きました。
物流におけるハイブリッド車
物流においても、国による環境基準や環境対応に関する政令が整備されている中、より低環境負荷な設備や運用を求められています。
その中の一つとして、トラック等の車両のハイブリッド車両などのより環境負荷の少ないものへの転換が進められています。
しかしながら、配送トラック自体がもともと高価であること、さらにハイブリッド車等のより環境負荷の少ない使用の車両は一層高価になっていることから爆発的な普及に至っていないのが現状です。
環境を考えてより環境負荷の少ない車両を 導入したいけど、今の車両の償却も残っているし・・・、やっぱり価格的な問題が大きい・・・、という壁が導入する側に は大なり小なり存在していると思います。
今回のハイブリッド自家用車の技術や生産ノウハウを生かして配送トラック等の物流業界における車両生産技術へのフィードバックによって、低価格で低環境負荷になる日が早く訪れるといいなと思います。
(文責:段坂)
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(ロジ・ソリューション(株) メールマガジン/ばんばん通信第22号 2009年3月4日)