今やスマートフォンでの路線検索アプリは日常において必需品となっております。特に首都圏の電車路線の複雑さは世界的にも有名であるため、このようなアプリは現代人においてなくてはならない存在になっています。私自身も仕事やプライベートで初めての場所に電車やバスで出かけるときは、ほぼ100%使用しています。発駅、着駅、出発時刻や到着時刻を入力すれば正確に乗継ぎ情報を検索し、最適なルートを検索してくれる便利さはもう手放せません。
さて、物流機能において、そのようなアプリケーションやシステムがあればいかに効率的にオペレーションできるかと考えることはありませんか。
顧客からの日々の発注により、最適な拠点の選択や輸送ルートが適格に表示されれば、ムダを省け最小限のコストで荷主に物流サービスを提供できます。路線検索アプリは“人(1人)”の移動であるため、発地と着地をつなぐ距離や時間の最小解を導くことが目的です。しかし、物流機能、特に『輸送』を例に挙げるとその最適化の目的は、この距離の他に、“複数のモノ”という軸が加わります。どこからどこにどれだけの荷物を移動させるために必要な車両の最小車両台数、最小運賃が最適解として求められます。また、簡易的なアプリとは違いその他設定しなければならないパラメータが多数存在します。下記に輸送設計の際によく使用する配車シミュレーションの設定値の一例を挙げております。これは荷主と物流企業が共同で現実に近い数値を設定し制度を高めることが必須条件となります。
物流におけるコストを最小限にできるような検討をあらゆる角度から繰り返し、ムダな運賃の発生を防ぐ。そのためには荷主から出荷データを分析し、仮説検証を繰り返しどのようなパラメータを軸に物流システムを構築するかを決定する必要があります。
御社の仕組み作りのヒントがロジ・ソリューションにはあります。是非ご相談ください。
■配車における最適化(例)
主な路線検索アプリ |
配車シミュレーション |
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最適化の目的 |
・運賃の最小化
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・運賃の最小化 / 台数の最小化
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設定値 |
・徒歩速度の設定
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・車両速度
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(文責:狭間 敦史)
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(ロジ・ソリューション(株) メールマガジン/ばんばん通信第315号 2016年2月24日)