音声認識システムによるピッキング

物流現場でのピッキング方法といえば皆さんどのような方法を思い描きますか。代表的なものとして、(1) リストピッキ ング、(2) ハンディターミナルピッキング、(3) カートピッキング、(4) デジタルピッキングがあります。そして、ここ数年「音声認識システム」によるピッキング方法が展開し始めています。

では、「音声認識システム」とはどのようなものか、各メーカーのパンフレットの内容を整理してみますと、

  • 不特定話者対応
    作業者の音声登録が一切不要なため、誰でもすぐに使用可能。
  • Hands-Free、Eyes-Free
    リストやハンディーターミナルを持たないため、両手を自由に使える。 リストやハンディーターミナルを見ることがないため、両目を作業に集中させることができ、周囲の状況も把握でき、安全性が確保できる。
  • 生産性アップ
    リスト作業等に比べ、約30%の効率化が図れる。
  • 教育が簡単
    機器の難しい操作等を覚える必要がなく、音声の受け答え方法を覚えるだけで作業ができる。 と言われています。

このシステムの適した物流現場を考えると、手荷役によるケースピッキングエリア、小物等のバラピッキングエリアが挙げられます。特徴にあるように、両手が自由であるため効率良くピッキングができ、生産性がアップすることは間違いないでしょう。

但し、正確性(作業精度)という面から考えた場合、どうでしょうか。例えばハンディーターミナルでのピッキングは、 商品のバーコードをスキャン検品しながら作業をしていくため正確性は高いと言えるでしょう。逆にリストや音声だけでは 見間違いや読み間違いがあり正確性は低いと感じてしまいます。そこで音声認識システムはこの問題をクリアするため、指に装着するスキャナがあり(ここでも両手をふさがないようにしています)音声でのピッキングの後、このスキャナによる 検品で正確性を高めているように感じます。(展示会において音声認識システムのデモンストレーションを拝見したことが ありますが、音声でのピッキング後、スキャナによる検品を行っていました。)

これから少子高齢化で労働人口が減少し、外国人労働者を数多く雇い入れなくてはいけない状況になった時、この音声認識システムが有効的ではないかと考えます。外国人労働者の中には少しだけ日本語が話せても日本語が読めない方もいますので、その際作業者の母国語に合わせた作業指示が同時並行で何ヶ国語(作業者A:日本語)(作業者B:英語)(作業者 C:中国語)も出せるようなシステムにしておけば労働力を確保しやすく、導入する企業も増え、より一層の普及が期待できるのではないでしょうか。 皆さんは「音声認識システム」をどう思われますか。

(文責:細川)

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(ロジ・ソリューション(株) メールマガジン/ばんばん通信第37号 2009年6月24日)

 

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