現場力とは?

強い現場をつくることは、会社の競争力をつける上で重要なことです。
皆様の現場においても、日々の業務で強い現場づくりに奔走されていることと思います。
どの現場が強く良い現場か? また、自分の現場は弱いのか? など、現場力とは見る人の主観によりとらえ方が様々です。
そこで今回は、“現場力とは何か?”という定義について紐解いてみます。

まずは“現場力とは何か?”という点です。あいまいな現場力の定義について、3つの組織能力という見方で分解できます。

1.保つ能力
2.より良くする能力
3.新しいものを生み出す能力

“保つ能力”は、言い換えると業務を確実に遂行するための基本的な能力になります。現場を取り巻く内部環境・外部環境は流動的で、それを一定の品質・コスト・納期に保つことです。また、荷主の要請や物量の波動、新製品の投入など、あるときにはトラブルを解決し、安定的な業務を遂行することです。一般的に物流現場で強い現場とは、この“保つ能力”が高い現場をさすことが多いと思います。標準作業・標準コスト・標準納期など業務に必要な基準を明文化し、それを周知徹底・実行することが現場力の強化につながっていきます。

次に“より良くする能力”は日々の改善する組織能力で、現場力の中核をなす組織力です。従業員一人一人が日々の業務で小さな改善を積み重ねれば、現場の価値が上がり、競争力の強化につながっていきます。
改善は現場を“保つ”ためにも必要です。ここでより良くとは、現状を保つために発生した問題の処理から、さらに根本原因を解決し新たな目標を実現するための改善です。

最後は“新しいものを生み出す能力”で、現場起点で、革新的な仕事のやり方・サービス・新たな事業を生み出すことです。現実を背負っている現場だからこそ、現状に満足しない、新たな発想やアイデア・コンセプトが生まれます。これこそが目指すべき究極の現場力といえます。顧客の声・現場の声・現場の気づきなどを活用し、新たなサービスにつなげることも一つの手段です。

他社、他営業所など現場を視察する機会に、3つの現場力で比較してみてはいかがでしょうか? 自組織に足りないものが見えてくるかもしれません。他現場の良い所をどんどん真似して強い現場をつくりましょう。

(文責:手戸 清人)

【参考文献】
『現場論「非凡な現場」をつくる理論と実践』(著者:遠藤功、東洋経済新報社、2014年10月24日発行)

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(ロジ・ソリューション(株) メールマガジン/ばんばん通信第318号 2016年3月16日)

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