「評価する側、される側」

皆さんは、物流センターの視察や調査に行くことはあるでしょうか。
物流のいろいろなプロジェクトにおいて、現状把握は大切なプロセスの一つです。われわれも「物流現場診断」や業務フロー作成、作業の把握、生産性の把握等、さまざまな物流センターへ視察や調査に行きます。
「物流現場診断」とは、視察やヒアリングを通して、「診断シート」の項目をチェックしセンターのレベル感の把握や改善方向性を見つけるものです。われわれが物流現場診断を行うときのチェック項目には、生産性や品質を高める内容もありますが、センターを訪れたとき印象に残るのは、5Sや作業員の行動です。物流事業者の選定の際に荷主が物流センターへ視察する際も「あのセンターは綺麗だった」「挨拶が気持ちよかった」という感想はよく上がる内容であり、教育がしっかり行き届いているセンターかどうかのひとつの評価ポイントになります。

ふさわしい身だしなみや態度をとることがルールの一つになっている企業も多いことでしょう。それは、ただの身だしなみではなく、そのルールが労働安全衛生規制等、法律上で必要な場合や安全や品質を保つために必要なことだからです。5Sの説明でよくお話しさせていただいているのは、「5Sはただの整理整頓ではなく、安全や品質の基盤である」ということです。

われわれコンサルタントや視察のメンバーは物流センターを「訪れる」側ですが、同じことが言えるのではないでしょうか。ふさわしい服装、靴、挨拶もこちらから行う等、基本的なことですが大切なことです。例えば、視察先の物流センターでヘルメットを着用するように渡されたとします。普段かぶらないとなかなか慣れないものですが、あご紐を正しく締めているでしょうか。物流センターで働いている方へヒアリングする機会や一緒にプロジェクトを進めるようなこともあるでしょう。あご紐を長く下げながら「改善しましょう」と言ったところで説得力がありません。視察をしているつもりが、見られている。評価をするつもりが、評価されているのかもしれません。
「物流センターを訪れるものとしてふさわしい態度をとらなくてはならない」と日ごろから心がけています。

(文責:真壁 由香)

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