+αで需要を生み出す

住んでいるマンションに設置されている宅配ボックスが、ダイヤル式のボックスから電子カード式に代わることになり、先日そのカードと説明会が届きました。マンションやアパートなどの集合住宅に暮らしている方にはすでにおなじみの方が多いと思いますが、宅配ボックスとは宅配事業者が荷物を配達した際、届け先が不在だった場合に荷物を預けておくことができるロッカーです。説明書を読んでいたら、こんなサービスがあるものなのだとかなり驚きました。

例えば、
1.クリーニング宅配サービスロッカーに入れるだけで、契約クリーニング会社が依頼物を引き取り、後日仕上がり品を定期的にロッカーで受け取れるサービス
2.宅配便発送サービス発送したい荷物をロッカーに入庫して、契約宅配会社に電話連絡をすれば、宅配会社が荷物を引き取り、宅配便として全国に発送してくれるサービス
3.クレジットカード操作と決済クリーニングや宅配便発送などの利用料金をクレジットカードで決済できる。

クリーニング宅配サービスではなんと布団クリーニングにも対応しているそうです。
他にもなんと出前にも対応してくれる宅配ボックスもあるそうです。
宅配ロッカーはもはや「荷物の受け取り」だけでなく、+αの機能を付け足すことで各種サービスの窓口となっているようです。

こういった既存の設備・サービスに+αするという動きは、物流業界にも広がっているのでしょうか、少し前になりますが、2月18日の日経流通新聞の一面に『「運ぶ+α」需要をつくる』という記事がでていました。
記事によりますと、靴の修理等を手掛ける企業がある宅配事業会社の宅配網を活用、お客様の靴を回収して修理し、届けるまでの流れをパッケージにして提供。宅配事業会社の物流センターに靴の修理拠点を置くことで、最短で2日後には修理された靴を受け取れる。物流センターに夜までに靴を集め、翌日の9時に工房に常在する社員が受け取って修理。通常17 時までに再び物流事業者に引き渡す。遅れても深夜便に間に合わせることでお客様から預かった2日後には宅配できるとのこと。

こちらのサービスの魅力的な点は料金が配達料込で店頭の価格と同じということです。記事には『顧客の背中を押すには安さ、速さが不可欠』との経営企画室のマネージャーの言葉が載っていました。店頭と同じ価格で家にいながらサービスを活用できるなら、使ってみようという気持ちになりますね。これまで靴修理を使用したことがない人にもサービスを利用してほしい、これまで取りこぼしてきた需要をすくい上げたいという思いから、こちらのサービスがうまれたのではないでしょうか。

上記は既存の設備・サービスに物流の力をプラスすることで、これまで取りこぼしてきた需要をすくい上げることを可能にした例です。まだ気づいていないだけで、物流と結びつけることにより需要を掘り起こせる既存のサービス・設備はまだまだあるのかもしれません。
価格ももちろん大切ですが、物流に携わる我々もまた、まさに新聞記事のタイトルのように「需要をつくる」という視点が必要なのではないでしょうか。

(文責:堀木)

【参照】
日経流通新聞MJ 『サービカ物流で磨く「運ぶ+α」需要をつくる』 2013年2月18日(月)

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(ロジ・ソリューション(株) メールマガジン/ばんばん通信第211号 2013年5月1日)

 

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