読書のすすめ

今回は物流の話から離れ、読書の話をしたいと思います。突然ですが、皆さんは本をよく読まれるでしょうか? 「よく読む」、「たまに読む」、「あまり読まない」など返ってくる答えは様々だと思います。本を読む必要性は感じていても、読めていないという人も多いのでなないでしょうか? また、実際に本を読んでも途中で挫折してしまう人も多いようです。私も元来は本を読まない人間でしたが、大学生の時から読書を始め、今では年間100冊以上の本を読むようになっています。そこで本を読む意思はあるが、続かない人の為に、私が実践してきた本を読み続けるポイントをご紹介したいと思います。

(1)自分のお金で本を買う
まずは本を入手するところからです。図書館で本を借りるのではなく、実際に自分のお金で本を買うことが大事です。そうすることで、読まなくてはもったいないという気持ちになるからです。その為、できれば安い古本を買うのではなく、書店で新品を買うことをお薦めします。

(2)読みやすい本を選ぶ
次は購入する本を選ぶ時のポイントです。本を選ぶ際は、自分の興味のある本にするのは勿論ですが、ページ数が少なく(150~200ページほど)、内容も読み易いもの(小説など)を選ぶことが重要です。これは慣れないうちからページの厚い、内容の難解な本を選んでしまうとなかなか読み進める事ができず、挫折してしまう為です。まずは手ごろなところから始め、1冊を読み終えることが大事です。

(3)読書しやすい環境に身を置く
本を購入した後は、いよいよ読書です。読書を続ける為には、環境が大事になります。普通に自宅で読書しても良いのですが、テレビなど周りに誘惑も多く、なかなか読書に集中できません。そこで私は、電車や飛行機など移動の間に読書することをお薦めします。移動中はやることが限られるので、読書するにはもってこいです。とにかく読書しやすい環境に身を置くことが重要です。

(4)本を常に持ち歩く
読書を習慣づけるには隙間時間の活用がポイントとなります。普段生活をしていると、隙間時間は意外と多いものです(待ち合わせ時間に少し早く着いた時や飲食店で頼んだものが出てくるまでの間など)。本を常に持ち歩いていれば、隙間時間を読書に充てる事ができます。ちなみに電子書籍という手段もありますが、その場で読める本が多すぎる為、よほど読む本を決めていない限りは、目移りしてしまう可能性があります。個人的には、あくまでモノとしての本を持ち歩くことが良いと思います。

上記の点を踏まえ、毎日少しずつでも本を読んで行けば、より多くの本を読破することが可能です。
例えば、通勤時電車内で毎日読書をすると仮定します。電車での通勤時間を30分/片道(往復で60分)、本を読むペースを1ページ/分とすると
1日の読書量 = 30分/片道 × 2 × 1ページ/分 = 60ページ/日
本1冊を仮に300ページとした場合、1日60ページ読めば5日で読了することになります。1週間で1冊読むとなれば、1月で4冊、年間にすると4冊/月×12ヵ月で48冊読める計算となります。
最後に、読書は自分の視野を大きく広げてくれる可能性を秘めています。1冊の本を読むことで、登場人物の人生を追体験できたり、自分では思いもしなかったような考えや見方を発見できたりします。ここまで述べてきた内容を参考に、皆さんも今日から読書を始められてはいかがでしょうか。これから読書を始められる人の役に少しでも立つことができたら幸いです。

(文責:渡辺 隆太郎)

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(ロジ・ソリューション(株) メールマガジン/ばんばん通信第347号 2016年12月14日)