メンタルを鍛える

はじめに

556号を担当いたします佐藤です。

 私たちは、さまざまなプレッシャーやストレス、不安を抱えながら生活をしています。さまざまなプレッシャーとストレスにさらされるビジネスにおいても、メンタルが強い方が有利であるため、職場として個々のメンタルを高め合う事は、職場の雰囲気や士気を高め、強いては成果にも繋がると考えられます。

 メンタルも、コミュニケーションやプレゼンテーションなどの業務スキルなどと同様に鍛えることができるそうです。今回は、メンタルが強い人・弱い人の代表的な特徴とメンタルを鍛える方法をご紹介します。

メンタルが強い人と弱い人の代表的な特徴

メンタルが強い人の特徴
1)物事をポジティブに捉えられる

仕事でミスをしても、ポジティブな人は前向きに気持ちを切り替えられるので、ストレス耐性が高いと判断されます。失敗を自分なりに分析し次に活かそうと考えられる人です。

2)自己肯定感が高い

自己肯定感が高い人は、自分の意見や考えをしっかりと主張できます。仕事でミスがあっても、必要以上に自分を追い込まないのが特徴です。自己評価を明確に持っていて、他人からの評価はさほど気にしない人です。

3)マイペースを維持できる

マイペースな人は、自分をコントロールできるため無理な行動をしません。無理な行動をしないため、ストレスがたまりにくく耐性が高いと考えられます。

メンタルが弱い人の特徴
1)几帳面で完璧主義

几帳面な人は責任感が強く、仕事でも完璧主義になりやすい傾向があります。小さなミスが気になり、トラブルを抱え込んでしまう傾向があり、結果的に自分を追い詰めてしまいます。ストレスをため込み、あるとき限界を超えて一気に崩れてしまう可能性があります。

2)協調性が高すぎる

協調性が高い人は、状況に合わせながら仕事ができるので職場では重宝されがちです。しかし、協   調性が高すぎると、気持ちを押し殺してしまいストレス耐性を下げてしまう特徴があります。

3)気持ちの切り替えが苦手

悩みやすい人は、失敗をいつまでも気にして他の仕事が手につかなかったり、一日中考えてしまったりします。仕事とプライベートで切り替えができず、ストレスをため込んでしまう特徴があります。

メンタルを鍛える方法

1)ストレスに気づき、ポジティブ思考を意識

自分にとって、どのようなケースでストレスを感じるかを知ることが大事です。ストレスを感じたとき、自分の反応を客観的に分析しましょう。

また、物事に対して否定的な見方や他人と比較して落ち込む事をやめて、ポジティブ思考を意識しましょう。

2)ブレない自分自身の信念を意識

「他人は他人、自分は自分」と意識し、他人の事を気にしない事に意識しましょう。他人の事を意識し過ぎるとネガティブ思考が生じるので、「まあ、いいか」「つぎ、がんばろう」と思う事で悩んでも仕方ないと切り替える事が大切です。

3)ストレス解消法を試す

メンタルを鍛えるためには、安定した心理状態を作り出すことが大切です。まずは十分な睡眠と適度な運動、バランスが取れた食事などを意識して規則正しい生活リズムを作りましょう。

 最後に、メンタルもスキルのひとつとして鍛えることができます。個々の足りないものが何なのかを分析・認知・意識して、日々の生活の中で繰り返し実施みてはいかがでしょうか。

 職場全体やメンバー間の業務スキルのトレーニングと同様に、メンバーひとり一人のメンタル状況を把握し、お互い協力し合いメンタル強化のトレーニングを実施する事も有効だと思います。

 また、上長や管理者はメンバーの日常の変化を感じ取り、より良い方向になるように心掛けてはみませんか?

(文責:佐藤 桂一)

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(ロジ・ソリューション(株) メールマガジン/ばんばん通信第556号 2024年11月20日)

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