前回は、プレゼンテーションのリハーサルを中心にお話ししました。
今回は、いよいよプレゼンテーション本番のお話です。
準備も十分できて臨むプレゼンテーションは、自信にあふれていて、聴衆に好感を与えることにつながります。もし、準備不足で不安が残るような場合は、どこかにそれが出てしまいます。いくら「はったり」が効くからといっても、見破られてしまいますので手を抜かずに準備をします。
プレゼンテーション本番でまず大切なことは、聴衆の興味を惹くことです。そのためには、本題と異なる話題で場を和らげることをします。これを「アイスブレイク(ice break)」といいます。プレゼンテーション時の緊張感を冷たい氷に例え、氷を壊す、すなわちその緊張した雰囲気を溶かすことを意味しています。漫才で「つかみ」と言っているものと同じです。
プレゼンテーションをスタートする前、聴衆はプレゼンターを見ていますので、第一印象をよくするために、服装、態度や表情に気を配ることを忘れてはなりません。
アイスブレイクで緊張が解けたら、あとは準備してきたものを表現するだけです。よくある失敗は、スライドの内容を読んだり、スクリーンを見すぎたりすることです。書いてあることを話されても、聴衆側は時間を持て余してしまいます。結果、聴衆の注意が違うところに行けば、肝心の伝えたいことが伝わらなくなります。
スクリーンに向かって右側がプレゼンターの位置の場合は、右手でレーザーポインターを操作するようにします(左の場合は逆)。これは、聴衆に体の正面を向けるためです。こういう姿勢を取ることで、幅広く聴衆の反応を見たり、アイコンタクトしたりすることもできます。
次回は、全体のまとめです。
(文責:中谷 祐治)
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(ロジ・ソリューション(株) メールマガジン/ばんばん通信第407号 2019年6月5日)