プレゼンの本題はストーリー形式で伝えよう!:プレゼンテーションについて その5

前回は、プレゼンテーション資料の作成についてお話ししました。

ストーリーには山場を設定しよう

プレゼンテーション資料の構成は、「前段」「本題」「まとめ」で構成します。今回は「本題」の続きです。

「本題」は、話し手が聞き手に伝えたいことを記載する部分で、ここにおける重要なポイントは「ストーリーの作成」です。内容を構造的に考えていく必要があることは前回お話ししましたが、構造的に考えられていても、プレゼンテーションでは内容を順に説明することとなりますので、うまく組み立てて説明していかなければ、この構造がなかなか理解できず、結果としてよくわからなかったということになりかねません。そうならないために、しっかりストーリーを作成します。

またストーリー作成においては、聴衆を引き込み、次が聞きたくなるような構成を心掛けるとともに、必ず「山場」を作成します。これは、重要な内容が強調され、聴衆にプレゼンテーションの重要な部分が理解されることにつながるからです。

プレゼン資料の見直し用チェックリスト

最後に作成するのは「まとめ」です。

ここでは、プレゼンテーションしてきた内容を再度整理して説明することで、重要なポイントを聴衆に再認識してもらうとともに、プレゼンテーションを完結させます。ここまでにプレゼンテーションではいろいろ説明してきていますので、聴衆によって理解のばらつきが予想されます。そこで重要なポイントを繰り返すことで聴衆の理解を深めます。

ここまでくればほぼ完成したと言えますが、再度全体を通して次の点を確認します。確認事項はいろいろありますが、先ずは次の点を確認します。

チェック項目
ストーリーは流れているか?
こちらの考えがこれで伝わるか?
相手が上司への報告で使いやすいものになっているか?
ページの枚数や章ごとのバランスは良いか?
わかりやすいスライドになっているか?
白黒印刷でも見やすいスライドになっているか?

次回は、プレゼンテーション実施についてお話しします。

(文責:中谷 祐治)

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(ロジ・ソリューション(株) メールマガジン/ばんばん通信第393号 2018年11月7日)

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