アクションに繋がらなければプレゼン成功とは言えない:プレゼンテーションについて その1

プレゼンテーションは反省ばかり

いろいろな場面で物流のお話をさせていただくことがあります。いわゆる「プレゼンテーション」の場面があるわけですが、いつも終了後に「ああすればよかった」「次回はこうしよう」などと反省することばかりです。次回は完璧を目指して頑張ろうと思います。

今回は、そのプレゼンテーションについて、取り上げてみたいと思います。

プレゼンテーションとは、「許された時間内に、伝えたい相手に、効果的に行うコミュニケーション活動の一つ」といえると思います。セミナーや講演など多くの聴衆に向かってプロジェクターに映された資料などを使って行う場合が一般的にイメージされますが、営業の場面で対面の顧客に対して行う説明や上司に対する報告もプレゼンテーションと考える必要があります。

プレゼンテーションの成功は、こちらの考えが伝わり、正しく理解をしてもらい、納得の上で行動に移った時だと考えられます。

アクションに繋がらなければプレゼン成功ではない

例えば営業の場面でしたら、顧客に提案し、顧客がその内容を理解し、確かによいと思って購入を決定してくれるようなことです。多くの聴衆の前でのプレゼンテーションでしたら、壇上で話したことを聴衆が理解し、そうだなと思って、自分の職場でその内容を実践したようなことです。いくらこちらの考えや思いが伝わっても、アクションにつながらなければ成功とはいえません。

物流事業者選定のコンペのプレゼンテーションで考えてみましょう。この場合の成功は、成約することですが、そのためにどのようなものが必要でしょうか?

他社よりよい提案内容であることはいうまでもありませんが、いくら内容がよくても自社のよさが正しく伝わり、理解してもらえる提案書が必要です。そして、その提案を説明する人が、聴衆を納得させることが必要です。そのためには話し方などのテクニックも必要ですが、対象業務への情熱などプレゼンター自身もキーポイントです。

コンペでは、提案内容の検討結果をもとにプレゼンテーション資料の作成、プレゼンテーションの準備、本番と進んでいきます。

次回は、プレゼンテーション資料の作成について取り上げたいと思います。ポイントは「ストーリー」です。ご期待ください。

(文責:中谷 祐治)

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(ロジ・ソリューション(株) メールマガジン/ばんばん通信第383号 2018年6月20日)